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スタートアップ融資の活性化を目指す全銀協ハンドブックの要諦

健全な市場の確立に向けて、各行における適切な体制構築に期待

三井住友銀行 経営企画部 部長代理(前全銀協会長行室 推進役) /外山 望

投稿日2025.04.04. /週刊金融財政事情

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銀行はデットプレーヤーの中核として、スタートアップの創出・育成に積極的に貢献することが求められている。一方、スタートアップ融資については、現時点ではプレーヤーが限られ、適切な融資・審査手法やリスクリターンの考え方等に関するコンセンサスが確立していない。そこで全国銀行協会は、健全かつサステナブルなかたちでスタートアップ融資市場を活性化し、地域金融機関等の新規参入を促すべく、「スタートアップ融資実務ハンドブック」を作成した。本稿では、そのポイントを紹介したい。

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とやま のぞむ
16年東京大学法学部卒、三井住友銀行入行。入行後、経済産業省や全国銀行協会(2度)への出向を経験。24年度は会長行室と全銀協の委員会室調査役を兼務し、銀行界のスタートアップ支援の強化や、デジタル通貨・資産規制に関する取り組み、規制・税制等の制度改正に関する業務等を担当。25年4月から現職。