特集改革急務のグロース市場

IPO企業に抜けがちな「ノン・オーガニックグロース」の視点

IPOとM&Aの両にらみでデュアルトラック戦略を推進せよ

東京大学応用資本市場研究センター 特任教授 /忽那 憲治

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東京証券取引所のグロース市場へのIPO(新規株式公開)企業は、IPO後に高い成長を果たせているとは言い難い状況にある。わが国のスタートアップ支援の議論は、オーガニックグロース(自助努力での成長)を前提に行われていることが多い。しかし、筆者はノン・オーガニックグロース(他社資源によるM&Aでの成長)の視点がより重要と考える。

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くつな けんじ
89年大阪市立大学商学部卒、94年大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程単位取得退学。日本証券経済研究所研究員、大阪市立大学経済研究所専任講師・助教授、神戸大学大学院経営学研究科助教授・教授を経て、24年から現職。神戸大学名誉教授。専門はアントレプレナーファイナンス、アントレプレナーシップ、イノベーション、ファミリービジネス。