解説

株価向上に資する投資家視点のデータ分析とESGインパクト

投資家と企業の情報の非対称性をなくし、両者のギャップ解消を

PwCジャパン監査法人 パートナー /安達 哲也

PwCジャパン監査法人 ディレクター /愛敬 祥文

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本邦上場企業の株価水準が諸外国と比べて見劣りしている。多くの企業が株価向上への対応に取り組んでいるが、道半ばである。投資家(本稿では、主に銀行・証券を含む機関投資家)と企業の活用できる情報には非対称性があり、両者の視点にギャップがある。そのため、企業の取り組みが市場で評価されずに株価が低迷している側面もあるのではないか。筆者はギャップ解消が株価低迷から抜け出すカギになると認識しており、本稿では、その処方箋として「投資家視点のデータ分析」の活用を提案する。

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あだち てつや
米国系投資銀行トレーディング部門(クオンツ)、大手監査法人金融部門、日本銀行、金融庁を経て現職。 現在、企業価値創造に係るデータ分析業務に従事。 学術博士(経済学)、公認会計士。

あいきょう よしふみ
メガバンク、外資系証券会社でのクレジットトレーディング業務を経て現職。現在、企業価値創造に係るデータ分析業務に従事。公認会計士、日本証券アナリスト協会検定会員。