特集サウジアラビア オイルマネーの先

「ビジョン2030」に基づき飛躍を期するサウジアラビアの今

政府主導で各分野の大規模投資を推し進め、原油依存から脱却へ

国際協力銀行 ドバイ駐在員事務所 駐在員 /鹿川 裕翔

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経済の多角化に向けて2016年に発表された「ビジョン2030」が、おおむね順調に進捗しているサウジアラビア。ソブリンウエルスファンドのPIFが中心となり、財務省および国営石油会社といった主要機関と共に、国内外で重要なプロジェクトへの投資を進めている。資金需要は旺盛で、アジアや欧州の官民の金融機関からの資金調達に強い関心を示す。日本の官民が一体となって、日本企業の支援とサウジの変革の両立の余地を探っていく重要性が高まっている。

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しかがわ ひろと
東京理科大学理学部第一部卒、東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。14年三井住友信託銀行入社。法人営業、プロジェクトファイナンスを含むストラクチャードファイナンス等に携わり、23年4月から現職(出向)。