解説

超富裕層が関心を寄せる「フィランソロピー」との向き合い方

寄付や社会貢献のニーズへの対応が金融機関に不可欠な役割に

フィランソロピー・アドバイザーズ 共同代表 /藤田 淑子

フィランソロピー・アドバイザーズ 共同代表 /小柴 優子

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近年、超富裕層からの関心が高まっている「フィランソロピー」は、資産運用・管理の新たな切り口としても注目されている。フィランソロピーは寄付や慈善などを包括する概念であり、これを深く理解することで、顧客の価値観に寄り添ったサービス提供が可能となる。持続可能な社会を実現しながら、金融ビジネスの新たな発展につなげることも期待できる。本稿では、フィランソロピーの国内外の動向を解説した上で、金融機関が顧客との信頼関係を深める手法としての可能性を考察する。

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ふじた よしこ
シティグループ、UBS、クレディ・スイスにおいて、個人富裕層の資産運用・管理、商品開発に20年以上携わる。その後、地域活性化支援、障害者就労支援施設(B型)勤務、子ども食堂の運営、NPO法人設立等を経て、社会変革推進財団(SIIF)にてインパクト投資の推進に従事。23年にフィランソロピー・アドバイザーズを共同創業。

こしば ゆうこ
新卒で日本GEに入社。コロンビア大学大学院で国際公共政策を学び、在学中にロックフェラー・フィランソロピー・アドバイザーズでのインターンやオープンソサエティー財団でのコンサルタントを経験。帰国後、日本財団やSIIFでインパクト投資を推進。23年にフィランソロピー・アドバイザーズを共同創業。