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三菱UFJ銀行の元行員が貸金庫から時価十数億円に上る顧客の資産を窃取していた問題は、貸金庫ビジネスに携わるすべての金融機関に影響が及んでいる。各金融機関の現場では一斉に貸金庫の点検作業を進めており、不正に利用された「予備鍵」を収納する袋の押印の確認など、手間がかかる作業も多い。金融機関にとってリスク認識が低かった分野での大規模な不正を受けて、貸金庫ビジネスの在り方にも注目が集まっている。
掲載号 /週刊金融財政事情
12月20日に更新された2025年1月7日号は新年特大号のため、次回の更新日は1月10日になります。