解説

エネルギーの安定供給に資する「核融合発電」の可能性

核融合スタートアップへの投資額は2年で3倍以上に拡大

みずほ銀行 産業調査部資源・エネルギーチーム アナリスト /間宮 陽平

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

原子核同士を結合させることでエネルギーを生み出し発電する「核融合発電」。温室効果ガス(GHG)を排出しない未来の発電方法として期待が高まっており、世界のスタートアップは多額の資金調達を行い、急ピッチで研究開発を進めている。他方、その実用化に向けては、技術面や放射化対策などで多くの課題が存在する。核融合炉の研究開発を支援し、周辺分野も含めて核融合発電の産業を振興させていくことが重要だ。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

まみや ようへい
17年一橋大学大学院経済学研究科修了(経済学修士)、同年みずほ銀行入行。法人営業を経て19年から国土交通省航空局に出向し、コロナ禍における航空業界支援等の政策企画に従事。22年4月から現職。電力・再生可能エネルギー業界・環境分野の産業分析、主力企業の経営戦略分析・アドバイザリー業務に従事。