解説

監査部門に求められるマネロン対策の有効性検証

経営に保証を与えることが監査部門の責務

あずさ監査法人 マネージング・ディレクター /山﨑 千春

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マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策(AML/CFT)態勢の実効性を確保し続けることは、金融機関の経営陣が優先度を上げて取り組むべき重要課題である。これに対して一定のアシュアランス(保証)を与える役割を担うのが監査部門だ。AML/CFT分野の監査については、スピード感と緊張感を持って機能強化を進めていく必要がある。本稿では、AML/CFT態勢の有効性検証で監査部門が発揮すべき機能について、現状の課題と今後の方向性を考察する。

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やまざき ちはる
大手邦銀等に勤務後、06年あずさ監査法人入所。金融機関向けレギュラトリー・コンプライアンス全般を専門とする。