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超円安トレンドを形成する市場心理と為替介入を巡る「真実」

市場のオーバーシュートを止めるのに特に有効だった22年の介入

リコー経済社会研究所 主席研究員 /竹内 淳

投稿日2024.11.29. /週刊金融財政事情

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2024年に入りドル円相場の値動きが荒い。年初から円安が急速に進み、7月初旬には一時161円90銭台と37年半ぶりの円安を付けた。政府・日本銀行は4~7月に、累計15兆円以上の円買い(ドル売り)介入を実施している。その後、相場は円高へと向かい、9月下旬には139円台を記録。その後、再び円安基調へ戻り、米大統領選でのトランプ氏勝利を受けて、156円台に到達した。本稿ではこうした動きの背景と、為替介入の効果を考察する。

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たけうち あつし
90年早稲田大学政治経済学部卒、日本銀行入行。10~12年の超円高局面において、金融市場局為替課長として為替介入を遂行。23年から現職。