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「金利のある時代」に信金が検討すべきセグメント別の預金戦略

金利水準の検討だけでなく、粘着性の高い預金を獲得する方策を

信金中央金庫 地域・中小企業研究所 上席主任研究員 /井上 有弘

信金中央金庫 地域・中小企業研究所 研究員 /西 俊樹

投稿日2024.11.22. /週刊金融財政事情

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信用金庫業界全体の預金はコロナ禍で急増した後、鈍化傾向で推移し、2024年5月末には一時約21年ぶりの減少に転じるなど低調さが続いている。一方で、長く続いた定期性預金の減少幅が縮小に転じており、マイナス金利政策解除と追加利上げの影響も表れてきた。本稿では、信用金庫の足元の預金動向を確認し、06年の前回金利上昇局面と比較した上で、「金利のある時代」の預金戦略を読み解いていく。

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いのうえ ありひろ
信金中央金庫東北支店、信用金庫部、信金業務支援部(当時)、仙南信用金庫(宮城県)・日本経済研究センター・全国信用金庫協会企画部への出向等を経て現職。副業の中小企業診断士としても活動中。

にし としき
信金中央金庫本部、営業店などの複数部門を経て、24年4月から現職。現在、信用金庫業界動向に係る情報収集・データ分析、「全国信用金庫概況・統計」、レポート作成等に従事。