解説

サイバーセキュリティー確保に向けた新たなガイドラインの要諦

サードパーティーを含めたエコシステム全体で対策の強化を

金融庁 総合政策局リスク分析総括課 ITサイバー・経済安全保障監理官 /齊藤 剛

金融庁 総合政策局リスク分析総括課 サイバーセキュリティ対策企画調整官 /三浦 俊

金融庁 総合政策局リスク分析総括課 ITサイバー・経済安全保障監理官室 総括補佐 /木澤 浩亮

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金融分野のサイバーセキュリティーの確保は、金融機関の経営および金融システム全体の安定に関わる喫緊の課題だ。そこで金融庁では10月4日に監督指針等を一部改正するとともに、「金融分野におけるサイバーセキュリティーに関するガイドライン」(以下、GL)を策定した。本稿ではこの狙いや概要について、パブリックコメントで寄せられた意見も交えて解説する(注)。

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さいとう つよし
04年金融庁入庁。保険監督者国際機構(IAIS)、総合政策局総務課国際保険規制調整官などを経て、21年総合政策局サイバーセキュリティ対策企画調整室長。23年7月から現職。

みうら しゅん
大手金融機関、コンサルティング会社を経て09年金融庁入庁。20年7月から現職。サイバーセキュリティ企画グループ長として金融機関のサイバーセキュリティーに関する検査・モニタリングや金融業界横断的なサイバーセキュリティー演習を統括。

きざわ こうすけ
11年財務省入省。金融庁監督局証券課、個人情報保護委員会事務局総務課国際室、経済協力開発機構(OECD)事務局デジタル経済政策課などを経て、23年7月から現職。