特集活気づくPE市場

PEの隆盛を背景に拡大するプライベートデットファンド

日本でも期待される「第3の金融仲介機能」

トパーズ・キャピタル ディレクター /草間 茂樹

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欧米ではプライベートエクイティー(PE)の拡大とともに、プライベートデット(PD)への資金流入が続いている。その規模はPEの5分の1に相当する約1兆7,000億ドル(約258兆円)にまで拡大し(注1)、「第3の金融仲介機能」として存在感を高めている。他方、わが国は「失われた30年」を経て、産業構造変革のただ中にある。その持続的成長に必要な次世代の産業金融のエコシステムにおいて、伝統的な資金調達手法を補完し得るPDは極めて重要な役割を果たすものと思われる。

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くさま しげき
95年金沢大学経済学部卒、三和銀行(現三菱UFJ銀行)入行。コーポレートファイナンス部、ニューヨーク支店等を経て06年野村証券入社。LBOファイナンスなどさまざまなスペシャル・シチュエーション案件に携わる。24年トパーズ・キャピタル参画。事業構想大学院大学修了。CMA・CIIA。