社会変革推進財団 インパクト・エコノミー・ラボ インパクト・カタリスト /古市 奏文
社会変革推進財団 インパクト・エコノミー・ラボ インパクト・カタリスト /古市 奏文
投稿日2024.09.20. /週刊金融財政事情 2024年9月24日号
インパクト投資市場は欧米を中心に一定の成熟を見せるようになり、さらなる発展を志す投資家や研究者が現れ始めている。彼(女)らは、気候変動や貧困など地球規模の課題に対して、より本質的な解決を目指し、課題を生み出す構造(システム)そのものに切り込もうとしている。本稿では、こうした取り組みを「システムチェンジ投資」と呼び、システムチェンジ投資を巡る現況や、社会変革推進財団(SIIF)の新たな挑戦について紹介する。
ふるいち かなふみ
09年慶應義塾大学環境情報学部卒。メーカーやVCでの勤務を経て、18年に社会変革推進財団(SIIF)入職。日本初の機関投資家を引き入れたインパクトファンドの立ち上げや、SIIF独自の出資プログラムの責任者を務める。22年度からインパクト・カタリストとして国内外の先行事例創出・研究などをリードする。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年9月24日号