解説

インパクト投資が追求する「システムチェンジ」という新たな潮流

課題を生み出す構造そのものに切り込むSIIFならではの試み

社会変革推進財団 インパクト・エコノミー・ラボ インパクト・カタリスト /古市 奏文

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インパクト投資市場は欧米を中心に一定の成熟を見せるようになり、さらなる発展を志す投資家や研究者が現れ始めている。彼(女)らは、気候変動や貧困など地球規模の課題に対して、より本質的な解決を目指し、課題を生み出す構造(システム)そのものに切り込もうとしている。本稿では、こうした取り組みを「システムチェンジ投資」と呼び、システムチェンジ投資を巡る現況や、社会変革推進財団(SIIF)の新たな挑戦について紹介する。

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ふるいち かなふみ
09年慶應義塾大学環境情報学部卒。メーカーやVCでの勤務を経て、18年に社会変革推進財団(SIIF)入職。日本初の機関投資家を引き入れたインパクトファンドの立ち上げや、SIIF独自の出資プログラムの責任者を務める。22年度からインパクト・カタリストとして国内外の先行事例創出・研究などをリードする。