特集加速する人的資本経営

SMBCが踏み切る抜本的人事制度改革の全容

〈談話〉実力本位に基づき年次撤廃、20代で「年収2,000万円」も視野

三井住友銀行 人事部 副部長 /北山 剛

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「人の三井」×「事業は人なり」──人を重視してきた三井と住友の事業精神と文化を受け継ぐ三井住友銀行(SMBC)。同行は、その伝統を継承しつつ、経営環境や人材の価値観の変化を捉え、2026年1月から人事制度を抜本的に変えていく。例えば、業務領域ごとの専門性や難易度に応じて評価や処遇の制度を変えたり、入社年次を考慮した「階層」を廃止したりする。多様な人材が活躍できる「DE&I」(ダイバーシティー、エクイティー&インクルージョン)を推進すべく、従業員が転居を伴う転勤の可否を自由に選択できる制度も取り入れる。同行は、人材力の最大化を狙う人事制度改定により、企業価値の飛躍的な向上を期待する(編集部)。

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きたやま たけし
04年東京大学経済学部卒、三井住友銀行入社。営業店にて個人営業と法人営業のフロント業務に従事した後、法人営業サポート、人事、行内プロジェクトチームなどの本部業務を経験。16年から香港に駐在し日系企業向け法人営業を担当。19年に再び人事に戻り、人材戦略グループ長として異動・評価・育成などの人事運用業務に従事。24年から現職。