山本国際コンサルタンツ 代表 /山本 正行
山本国際コンサルタンツ 代表 /山本 正行
投稿日2024.07.12. /週刊金融財政事情 2024年7月16日号
全体的には、キャッシュレス決済の普及は好調に見える。だがその中身を見ると、クレジットカード決済に加えてデビットカード決済やQRコード決済、コンビニ後払い決済など、多様化している。その結果、消費者の利用が分散し、キャッシュレス決済そのものはビジネスとして成功していないのではないかといった素朴な疑問も湧いてくる。本稿では、日本のキャッシュレス決済の本質を捉え、多様化するキャッシュレス決済に求められるものは何か、今後、何が選ばれるのかについて考察する。
やまもと まさゆき
インテル、マスターカード・インターナショナル、ビザ・インターナショナル・アジアパシフィック・リミテッドなどを経て、09年から現職。明治学院大学法学部講師を兼務。著書に『カード決済業務のすべて』(金融財政事情研究会)など。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年7月16日号