特集キャッシュレス決済 次の一手

“体力消耗戦”と化すキャッシュレス事業者の顧客獲得戦略

多様なサービス提供に向けて欠かせないユーザビリティーの向上
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 経済産業省が今年3月に発表した試算によると、2023年のキャッシュレス決済比率が前年比3.3%ポイント増の39.3%に達した。政府が19年6月に閣議決定した「成長戦略フォローアップ」では、25年までにキャッシュレス決済比率を4割程度とする目標を掲げており、この達成はほぼ確実な状況だ。
 キャッシュレス決済の比率が高まるなか、キャッシュレス決済事業者によるユーザー獲得・囲い込み競争も激しさを増している。各事業者は顧客利便性に資する新たなサービスの提供や加盟店手数料の引き下げなどを相次いで打ち出しており、サービス開発にどれほど資本投下できるかといった“体力勝負”の様相を呈す。キャッシュレス決済ビジネスの課題を提起しつつ、今後の行方を展望する。

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