解説

経済対策で膨張し続ける基金事業の課題と処方箋

対症療法の現状を打破すべく「基金法」の制定を

白鷗大学 法学部 教授 /藤井 亮二

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政府は、基金の見直しを決定した。多少の改善ではあるものの、根本的な解決策ではない。基金は使い勝手は良い半面、財政民主主義にもとるものである。最大の問題は、経済対策の規模がまず決まり、帳尻合わせとして基金が使われていることである。基金の財政資金を有効活用するために「基金に関する基本法」(基金法)の制定を提案したい。

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ふじい りょうじ
慶應義塾大学法学部卒、85年参議院事務局入局。厚生労働委員会調査室首席調査員、予算委員会調査室首席調査員、企画調整室次長を経て、18年予算委員会専門員(調査室長)。22年から現職。