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経営戦略で重要性を増すCFOの客観的視点

〈インタビュー〉財務の「見える化」で資金を管理し、事業の新陳代謝を促せ

日本CFO協会 理事長 /小口 正範

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企業が自社の価値向上を目指す上で、適切な投資や資金繰りを適切に行うことが必要不可欠だ。そうした意味で、会社の財務戦略を一任される最高財務責任者(CFO)の役割と責任は大きい。企業はどのような経営意識の下で財務戦略を進めるべきなのか。三菱重工業でCFOを務めた経歴を持つ日本CFO協会理事長の小口正範氏に、CFOの果たすべき役割と企業価値を高める財務戦略の在り方について聞いた。(編集部)

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こぐち まさのり
78年三菱重工業入社。15年同社代表取締役常務執行役員CFOグループ戦略推進室長、18年同社代表取締役副社長執行役員CFO、20年同社副社長執行役員社長特命事項担当、同年6月同社顧問、22年日本原子力研究開発機構理事長。23年から現職。