日本は1970年代から90年代前半の約20年の間、「20世紀型先進国」を享受していた。当時、成熟国家としての在り方を模索する時代精神も一瞬だけ存在したが、その後のバブル経済およびバブル崩壊後の自信喪失の中で雲散霧消した感がある。足元では、人と人とのつながりを重視する「風の時代」が到来し、デジタル時代の地方創生が進行中だ。地方創生の動きを、地域や日本の繁栄に着実につなげていくためにも、73年ごろから始まる知的営みを振り返ってみることも無駄ではない。
日本は1970年代から90年代前半の約20年の間、「20世紀型先進国」を享受していた。当時、成熟国家としての在り方を模索する時代精神も一瞬だけ存在したが、その後のバブル経済およびバブル崩壊後の自信喪失の中で雲散霧消した感がある。足元では、人と人とのつながりを重視する「風の時代」が到来し、デジタル時代の地方創生が進行中だ。地方創生の動きを、地域や日本の繁栄に着実につなげていくためにも、73年ごろから始まる知的営みを振り返ってみることも無駄ではない。
ごーや
手段にとらわれずに「繁栄」「平和」という一貫したメッセージをさまざまな表現を通して伝え続ける現代アーティスト。絵画・写真・書に加え、陶芸・漆芸・彫刻などの立体アート、ピアノ演奏、スタートアップイベント主催にも取り組む。本名=小林剛也。内閣官房・財務省職員の顔も持つ。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年4月30日号