第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト /熊野 英生
Web限定
日本銀行は、3月18、19日に開催された金融政策決定会合でマイナス金利の解除を決めた。その際に「緩和的な金融環境が維持される」とアナウンスし、引き締めのタイミングを急かさない方針を示している。では、次の利上げはいつ実行され、どの程度の金利水準まで引き上げられるのか。本稿では、その点について考えてみたい。
くまの ひでお
90年横浜国立大学経済学部卒、日本銀行入行。00年第一生命経済研究所入社。11年から現職。専門は金融政策、財政政策、為替・長短金利、経済統計。
掲載号 /週刊金融財政事情