解説

自治体・複数金融機関の連携で地域のGHG排出量算定を推進

地域一体で取り組む「浜松モデル」を全国自治体にも展開

浜松市 カーボンニュートラル推進事業本部 計画調整グループ /東儀 昂

浜松いわた信用金庫 営業統括部 営業企画課 調査役 /深田 剛誌

静岡銀行 法人ソリューション営業グループ グループ長 /鈴木 達也

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

浜松市と静岡銀行、浜松いわた信用金庫は2023年12月1日、3者で連携した「地域企業の温室効果ガス(GHG)排出量可視化事業」を開始した。この取り組みには二つの大きな特徴がある。一つ目は、同じ営業地区で切磋琢磨し合う静岡銀行と浜松いわた信金が、地域の脱炭素化の推進に向けてタッグを組んだこと。二つ目は、浜松市とも連携して同事業を「浜松モデル」と称し、地域のGHG可視化のモデルケースとして、他の自治体への展開を目指すことである。本稿では、この浜松モデルを具体的に紹介していきたい。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

とうぎ たかし
13年大阪大学法学部卒、静岡銀行入行。17年浜松市役所入庁、環境省環境再生・資源環境局の出向などを経て、22年から現職。

ふかだ たけし
01年中央大学経済学部卒、旧浜松信用金庫入庫。13年三方原支店支店長代理、18年志都呂支店次長を経て、21年から現職。

すずき たつや
94年中央大学商学部卒、静岡銀行入行。14年住吉支店ほか2カ店の支店長を歴任。21年法人ファイナンスグループ長となり中小企業版PIFに従事。23年から現職。