解説

ステーブルコインの普及に向けて銀行に期待される役割

国際送金や企業間決済での利用普及で銀行にメリットも

クニエ マネージングディレクター /牧野 明弘

クニエ プリンシパル /櫻井 正明

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2023年6月に施行された改正資金決済法により、世界に先立って法定通貨担保型のステーブルコイン(SC)発行・流通が可能になった。これを受けて、複数の銀行でSCの新しい取り組みが発表された。SCを利用した金融サービスを銀行が提供し、国際送金や企業間決済の利用普及により銀行がメリットを享受できる可能性がある。SCの普及による銀行のメリットとリスクを説明し、銀行に期待される役割について考察する。

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まきの あきひろ
EY新日本監督法人、金融庁、アクセンチュアを経て現職。金融機関向けレギュラトリー&コンプライアンス、内部監査のプラクティスリーダーを歴任。分散型金融、暗号資産、グローバル・本邦規制対応、PMI、ガバナンス、コンプライアンス、リスク管理などが専門。公認会計士(日本)、公認不正検査士。

さくらい まさあき
日立製作所、みずほリサーチ&テクノロジーズ、アクセンチュアを経て現職。銀行基幹システム、デジタルバンク、暗号資産、分散型金融(DeFi)など専門性を生かしたコンサルティング業務に従事。