カウリス 代表 /島津 敦好
カウリス 代表 /島津 敦好
投稿日2023.09.22. /週刊金融財政事情 2023年9月26日号
デジタル技術の進展によってオンライン取引を悪用したマネー・ローンダリングが巧妙化するなか、マネロン対策(AML)も高度化が求められている。PPP(官民連携)や不正利用者のデータ共有(官民、業界内、業界横断、国家横断など)、IT部門とコンプライアンス部門の連携など、先行する海外事例に日本が学ぶべきことは多い。本稿では、それらを踏まえて、「人的資源」と「法整備」の二つの面で日本に求められる対応を提言したい。
しまづ あつよし
京都大学卒業後、ドリコム入社。セールス担当としてIPOを経験。10年にオンライン英会話学習のロゼッタストーン・ジャパン入社。法人営業部を立ち上げる。14年Capy社入社。事業部長として不正ログイン対策のソリューションを大手企業に提案。同時にメディアを通じたセキュリティー意識向上の啓蒙活動を実施。15年12月カウリス設立。
掲載号 /週刊金融財政事情 2023年9月26日号