解説

仕組み債という柱を失った地銀証券子会社に残された3つの道

迫られるビジネスモデル再構築、オンライン証券化や廃業も選択肢

マリブジャパン 代表 /高橋 克英

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地銀証券子会社の2023年3月期決算では、仕組み債の販売停止により27社中26社が最終減益または赤字となった(最終赤字は10社)。6月には仕組み債の不適切販売を巡り、千葉銀行とちばぎん証券、武蔵野銀行の3社が業務改善命令を受けており、もはや仕組み債販売には頼れそうにもない。オンライン証券化や廃業も視野に、今後の在り方を早急に検討する必要がある。

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たかはし かつひで
93年慶應義塾大学経済学部卒業、00年青山学院大学大学院国際政治経済学研究科経済学修士。三菱銀行、シティグループ証券、シティバンク等を経て13年金融コンサルティング会社マリブジャパンを設立。日本金融学会員。著書に『銀行ゼロ時代』、『地銀消滅』など。23年4月から事業構想大学院大学客員教授も兼務。