ブランズウィック・グループ パートナー(パリ) /パスカル・サンタマン
ブランズウィック・グループ パートナー(パリ) /パスカル・サンタマン
ブランズウィック・グループ ディレクター(東京) /宇井 理人
投稿日2023.07.14. /週刊金融財政事情 2023年7月18日号
企業による納税を巡る問題は、税務専門家だけが取り扱う領域ではなく、「政治化」が進んでいる。欧州のパブリックCbCRをはじめ納税の透明性強化を求める国際的な潮流が強まるなか、日本企業でも、コンプライアンスの領域を超えて、戦略的に税務に関するポリシー策定やストーリー構築を行い、能動的にコミュニケーションを行っていくことが重要になる。
Pascal Saint-Amans
仏財務省を経て、12年から10年以上にわたり、OECDの租税政策・税務行政センター局長を務め、BEPSプロジェクトを主導。22年から現職。税務関係を含む政策・規制に関わる重要課題について、グローバル企業にアドバイスを提供。スイス・ローザンヌ大教授を兼任。
うい まさと
東京大学法学部・ペンシルベニア大学ロースクール卒。日本銀行、財務省(出向)、ペイパルを経て、21年から現職。クロスボーダー案件を中心に、内外企業の戦略的なステークホルダー対応やレピュテーション・マネジメントを支援。
掲載号 /週刊金融財政事情 2023年7月18日号