特集激震走る! 金融規制・監督

米地銀SVB破綻に見るマクロ経済政策上の教訓と含意

米国では中堅中小銀行に対する規制再強化の方針

SOMPOインスティチュート・プラス プリンシパル 兼 エグゼクティブ・エコノミスト /亀田 制作

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米シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻は、マクロ経済政策上、複数の論点を浮き彫りにした。インフレ抑制を優先する金融政策は適切なのか。リーマンショック以降に整備された金融規制・監督の枠組みは十分機能しなかったのか。また、預金保険の対象外だった企業の大口預金を事後的に救済した点は妥当だったのか。本稿では、金融政策や金融規制・監督を遂行する各国政府・中央銀行にとっての教訓と含意に焦点を当てる。

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かめだ せいさく
91年京都大学経済学部卒、日本銀行入行。調査統計局経済調査課長、金融研究所経済ファイナンス研究課長、新潟支店長、金融機構局審議役(金融システム調査担当)などを経て、20年調査統計局長。22年5月から現職。