特集東証「新市場」の現在地

市場区分再編後に上場地銀が模索すべき三つの道

地銀の資本政策に画一的な解は存在しない

東洋大学 国際学部 教授 /野﨑 浩成

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市場区分再編が、地域銀行に対して上場の意義と責任を再考する機会を与えたことは確かである。経過措置を伴いながら流動性等の改善とガバナンス体制の強化に取り組み、プライム銘柄としての位置付けを確固たるものとする銀行もある一方、ステークホルダー間のバランスと自らの使命を踏まえ、スタンダード市場を積極的に選択する銀行も出てきたことは興味深い。地銀が資本市場において目指すべき方向性について、画一的な解が存在しないことを明確にしたい。

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のざき ひろなり
86年慶應義塾大学卒。91年エール大院修了。博士(政策研究)。埼玉銀行、シティグループ証券などを経て18年から現職。近著に『教養としての「金融&ファイナンス」大全』(日本実業出版社)。米国CFA協会認定証券アナリスト。日経アナリストランキング1位(銀行部門、15年まで11年連続)。