解説

注目の「台湾問題」を巡る米中対立の深層

平和的な解決に向けて新たな「一国二制度」の構築がカギ

ニッセイ基礎研究所 経済研究部 上席研究員 /三尾 幸吉郎

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米中対立において「台湾問題」は本丸だ。米中が軍事衝突するとしたら、この問題が引き金になる可能性が高い。台湾の立ち位置は非常に複雑で、台湾と米国、台湾と中国本土の距離感も微妙なバランスで成り立っている。そうしたなか、台湾問題を平和的に解決するには、新たな「一国二制度」の構築が必要とみられている。今こそ、平和的な議論の進展が待たれる。

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みお こうきちろう
82年日本生命保険相互会社入社、米国パナゴラ投資顧問派遣などを経て、09年からニッセイ基礎研究所、13年7月から現職。著書に『3つの切り口からつかむ図解中国経済』(白桃書房、19年)がある。