特集総仕上げのマネロン対策

疑わしい取引検知のカギは顧客行動の「不自然さ」の把握

あえて攻撃者の立場になって不正利用の手口を考えることが重要

アクシオン 代表 /安田 貴紀

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金融機関における「疑わしい取引」が後を絶たない。金融犯罪対策担当者がこれらを早期に発見し、被害を極小化するためには、攻撃者の立場で「仮説を立てること」が重要だ。また、疑わしい取引を検証して、細部に現れる攻撃者の「不自然さ」を捉えることもカギとなる。金融機関の経営者は、実効性ある金融犯罪対策のためシステムと人材面の充実を図る必要がある。

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やすだ よしき
セブン銀行での商品開発と金融犯罪対策およびサイバーセキュリティー対策(CSIRT=Computer Security Incident Response Team)での対応を行った実務経験を有している。19年ACSiON(アクシオン)設立から現職として、本人確認(e-KYC)事業、不正検知事業、コンサルティング事業などに従事。フィッシング対策協議会運営委員。