解説

税務行政に押し寄せるDX化の波と金融実務への影響

税務行政のあるべき将来像を描くには金融機関の協力が不可欠

立教大学大学院 人工知能科学研究科 客員教授 /前田 順一郎

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国税庁は2021年6月、「税務行政のデジタル・トランスフォーメーション─税務行政の将来像2.0─」を発表した。22年6月に就任した阪田渉国税庁長官も、就任の際に「さまざまなデータを分析活用し、課税徴収の効率化・高度化をさらに前進させていきたい」と抱負を述べた。本稿では、税務行政のDX化の概要およびその課題を明らかにするとともに、金融実務への影響を考察したい。

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まえだ じゅんいちろう
東京大学経済学部卒。マンチェスター大学MBA。都市銀行勤務を経てあずさ監査法人に入所。銀行の会計監査、海外業務などを担当。米国KPMG、国土交通省を経験後独立。専門は会計、税務、金融、官民連携。公認会計士・税理士。