マネックス証券 暗号資産アナリスト /松嶋 真倫
マネックス証券 暗号資産アナリスト /松嶋 真倫
マネックスクリプトバンク /宗田 光平
投稿日2022.12.09. /週刊金融財政事情 2022年12月13日号
多くの投資家が暗号資産投資に踏み出せない理由の一つとして、暗号資産の価格の妥当性を判断する手法が確立されていないという問題がある。この問題について、海外では数多くの研究が行われており、最近では大手外資系金融機関も、暗号資産関連データを活用したマーケット分析に取り組んでいる。本稿では、最新の分析事例に対して直近データによる検証も加えながら、暗号資産における価格評価の重要性と課題について言及したい。
まつしま まさみち
大阪大学経済学部卒。都市銀行退職後に調査会社バロックストリートのメンバーとして暗号資産・ブロックチェーン業界の業界調査や相場分析に従事。マネックスクリプトバンクでは業界調査レポート「中国におけるブロックチェーン動向(2020)」、「Blockchain Data Book 2020」などを執筆。21年3月から現職。
そうだ こうへい
東京大学大学院新領域創成科学研究科(修士1年)。大学院ではアミノ酸配列解析の研究に取り組む。大学在学時は株式投資に関する卒業論文を執筆し、独自にマーケット分析を実施。22年7月からマネックスクリプトバンクのインターンに参画。