特集「ゼロゼロ融資」出口への道

政府の支援策に見る「ポストゼロゼロ融資」の事業者支援

本源的な収益力の改善と前向きな「再チャレンジ支援」の議論が重要

阿部・井窪・片山法律事務所 弁護士  /横田 直忠

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コロナ禍においては、いわゆる「ゼロゼロ融資」が中小企業を支えてきた。それでは、コロナ禍の影響が小さくなっていく中で、今後の中小企業支援においては何が求められるのか。本稿では、中小企業活性化協議会の枠組みや政府の支援策も踏まえて、「収益力の改善」「小規模企業者の再生支援」「再生系サービサー」、そして「再チャレンジ支援」といったキーワードから考察していきたい。

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よこた なおただ
15年司法試験予備試験合格、16年慶應義塾大学法務研究科卒業、17年弁護士登録(阿部・井窪・片山法律事務所)。20年1月から22年7月まで経済産業省中小企業庁事業環境部金融課に所属し、中小企業活性化協議会や中小版GL等、コロナ禍の中小企業の収益力改善・事業再生・再チャレンジに関する政策企画立案全般に従事。