解説

サステナブルファイナンスを巡る議論と取り組みの現在地

有識者会議報告書と政府の施策の全体像を踏まえた論点整理

金融庁 総合政策局 総合政策課長 /高田 英樹

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気候変動や社会的課題への対応など、サステナビリティーに関する取り組みの重要性は、これまでになく高まっている。金融庁でも、サステナブルファイナンス有識者会議を設置して議論を行っており、今年7月、その第二次報告書が公表された。本稿では、第二次報告書の記載をもとに、金融庁におけるサステナブルファイナンスに係る施策の方向性、金融機関による脱炭素を含むESGの取り組みの意義と企業支援の在り方などについて紹介していく。

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たかだ ひでき
95年大蔵省(現財務省)入省。03~06年英国財務省に出向。15~18年パリ・OECD(経済協力開発機構)に出向。帰国後、日本の官民のグリーンファイナンス関係者の連携、海外関係者との協働に向けたプラットフォームとして、Green Finance Network Japanを発足。21年内閣官房気候変動対策推進室の総括参事官。同年財務省に戻り、主計局主計官(総務省・地方財政担当)。22年1月から現職。東京大学法学部卒、ケンブリッジ大学法律学修士、ロンドン大学(インペリアル・カレッジ・ロンドン)経営学修士。