特集避けられない景気後退

コロナ禍のノンバンクに潜む市場流動性リスク

NBFIのALMリスクが顕在化すれば金融システム不安につながる恐れ

みずほ証券 チーフクレジットストラテジスト /大橋 英敏

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高インフレを抑制するため世界各国で急激な金融引き締めが行われている。各国中銀の急激な金融引き締めによってリセッション(景気後退)懸念が高まるにつれ、リーマンショック時の経験から、再びノンバンクが金融システム不安を引き起こす可能性について心配する声が上がっている。本稿では、リーマンショック後に行われた「バーゼル3」などの金融規制強化を踏まえた上で、ノンバンクが金融危機を引き起こす要因となり得るかについて検証したい。

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おおはし ひでとし
91年日本生命保険入社、00年モルガン・スタンレー証券(現モルガン・スタンレーMUFG証券)でクレジットストラテジスト業務を開始。投資助言会社経営を経て、15年12月から現職。著書に『クレジット投資のすべて』など。