特集避けられない景気後退

聞こえてきた「世界同時不況」の足音

深刻な景気後退を引き起こすリスクの芽も

野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト /木内 登英

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

歴史的な物価の高騰を受けて、米国などで金融政策の引き締めが急速に進んでいる。過去に経験したことがない今日の急速な利上げ競争は世界経済に大きな打撃を与えており、今年から来年にかけて主要国が景気後退に陥る「世界同時不況」の可能性が相応に高まっている。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

きうち たかひで
早稲田大学政治経済学部卒業。87年野村総合研究所入社。90年同研究所ドイツ、96年同研究所米国にそれぞれ勤務。07年野村証券金融経済研究所、経済調査部長兼チーフエコノミスト。12年日本銀行の政策委員会審議委員に就任し、金融政策その他の業務を5年間担った。17年7月から現職。著書に『決定版 リブラ』『決定版 デジタル人民元』など。