解説

ネットゼロを主導する「GFANZ」の概要と具体的な取り組み

経済全体の脱炭素化を目指す金融セクターの動き

第一生命ホールディングス フェロー /太田 浩

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2050年までに地球温暖化ガス(GHG)排出を実質ゼロ(ネットゼロ)にすることを目指す動きが加速している。民間金融機関によるグローバルな戦略フォーラムである「GFANZ」は、金融機関が行い得るネットゼロの取り組みに関する勧告やガイダンスを含む一連の文書を6月以降に公表しており、今秋以降もその最終版を含む各種文書を次々と策定・公表する予定である。本稿では、GFANZという組織の概要や、公表された文書の内容等について解説する。

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おおた ひろし
日本銀行、金融庁を経て21年から現職。現在、GFANZのプリンシパルズグループの下で、同グループ参加企業と各アライアンスの事務局代表で構成されるGFANZステアリンググループにメンバーとして参加。