ファンディーノ CEO /柴原 祐喜
ファンディーノ CEO /柴原 祐喜
投稿日2022.08.05. /週刊金融財政事情 2022年8月9日号
日本のスタートアップ業界を活性化させるには、未上場企業が柔軟に資本政策を行えるようにする必要があり、その有効な施策となるのが未上場株式の流動性を高めることだ。当社ファンディーノは、株式投資型クラウドファンディングで未上場株式への投資を呼び込み、「株主コミュニティ制度」を活用した未上場株式のセカンダリー市場(2次流通市場)の整備も始めた。米国ではIPOの減少などを背景に、未上場株式のセカンダリー市場やマーケットプレイスが充実してきた。日本も米国同様に、未上場株式の流動性を高めていくことが重要だ。
しばはら ゆうき
09年カリフォルニア大学卒、12年明治大学大学院修了。大学院での研究テーマは「未上場企業の価値算出」。12年システム開発・経営コンサルティング会社を設立。共同代表の大浦学とともに15年日本クラウドキャピタル(現ファンディーノ)を設立。日本初の第一種少額電子募集取扱業として、株式投資型クラウドファンディング「ファンディーノ」を提供。「金融関連分野におけるブロックチェーン技術実務適応研究会」の発足・運営に幹事企業として携わる。
掲載号 /週刊金融財政事情 2022年8月9日号