解説

簡易試算ツール「公的年金シミュレーター」活用の勧め

年金への関心が強いアラ還世代に加え、老後準備への意識が高い40~50代にも有用

ニッセイ基礎研究所 上席研究員 /中嶋 邦夫

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

2022年4月に、厚生労働省が「公的年金シミュレーター」の試験運用を始めた。ユーザー登録は不要で、今年4月以降に発行された「ねんきん定期便」があれば、これまでの加入歴とこれからの働き方等を反映した年金額を簡易に試算することができる。定年後の就労や年金の受取り方に迷う60歳前後のいわゆるアラ還世代のほか、これから厚生年金保険の加入対象となるパート労働者や老後資金の準備に関心が強い40~50代などからの相談にも活用できよう。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

なかしま くにお
02年ニッセイ基礎研究所入社。専門は公的年金財政、年金制度全般、家計貯蓄行動。博士(経済学)。厚生労働省ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会委員等を歴任。