特集揺らぐIR誘致

波乱の連続となった日本型IRの現在地と燻る不安

まことしやかにささやかれる「1.5次募集」の可能性

国際カジノ研究所 所長 /木曽 崇

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カジノを含む複合観光施設であるIR(統合型リゾート)の申請期限が4月28日に締め切られた。全国で最大三つの認定枠に対して、大阪と長崎の2地域が申請を行い、IR誘致はいよいよ最終局面に入った。だが、両地域ともIRを誘致していく上でいくつかの課題も抱えている。日本は本当にIRを誘致することができるのか。筆者は、わが国のカジノ合法化とIR実現に向けて長らくコミットしてきた専門家である。本稿では、日本のIRの現在地および今後の展望について考察する。

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きそ たかし
ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部卒(カジノ経営学専攻)。米国大手カジノ事業者にて内部監査業務を務めた後に帰国し、04年エンタテインメントビジネス総合研究所入社。国内外の各種カジノ関連プロジェクトに携わる。11年国際カジノ研究所を開設、所長に就任。