特集秩序を変える「組み込み型金融」

世界中で組み込み型金融が本格化する三つの理由

日本での普及には「スケールスピード」と「データ活用」が課題

フィナテキストホールディングス CFO /伊藤 祐一郎

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インターネットサービスを提供する主要な事業会社がこぞって「組み込み型金融」に取り組むのには、「グループ収益の最大化」「本業の成長促進」「これまでにない金融商品の創造」という三つの理由があるだろう。米国では本業を無料にし、組み込んだ金融機能で収益化を図るビジネスモデルがあるほか、これまで与信審査には使われてこなかったオルタナティブデータを用いてレンディングサービスを行う事例もある。今後、日本ではどのような発展を遂げていくのか。海外先行事例を参考にしつつ、考察したい。

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いとう ゆういちろう
東京大学経済学部卒。10年からUBS証券の投資銀行本部においてIPOやグローバルM&Aのアドバイザリー業務に従事。16年にFinatext(現Finatextホールディングス)に参画しCFOに就任。ツイッター: @110110110110