市場の取引時間中に自己売買で不正に大量の買い注文を出すなどして、相場操縦罪の容疑がかかっているSMBC日興証券。3月24日には、同社および幹部5人が起訴されたことに加えて、副社長まで逮捕される金融史に残る大事件に発展した。市場の担い手として公平性が求められる証券会社が相場操縦をしていたとなれば、その責任は極めて重い。今後、金融庁からの行政処分に加え、日本証券業協会や東京証券取引所などからも厳しい処分を受ける可能性がある。