解説

3年目に突入した「休眠預金」活用の成果と今後への提言

ソーシャルビジネスを育てるインパクト評価と伴走支援

社会変革推進財団 インパクト・オフィサー /小笠原 由佳

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2019年1月に「休眠預金等活用制度」の運用が始まって約3年が経過した。社会変革推進財団(SIIF)は、初年度以降3回にわたり資金分配団体として採択を受け、実際に事業を行う団体に助成の上、伴走支援を行っている。今年1月には、休眠預金事業として国内初となる、成果に焦点を当てたインパクトレポートを発行した。本稿では、これまでの活動を踏まえ、制度の趣旨と活用状況、見え始めている成果を紹介し、今後の展望を考えたい。

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おがさわら ゆか
政府系金融機関にて中央アジア・中東欧向け援助・国際金融業務に従事した後、外資系コンサルティング会社にて経営業務・プロボノ事業の立ち上げ、子ども関連NPOへの支援を担当。さらに、援助機関にてインド・トルコ・インドネシアなどへの援助業務に関わった後、当財団にて休眠預金活用事業やインパクト評価、金融庁共催「インパクト投資勉強会」の事務局運営業務に従事。公共政策修士。