解説

気候変動対応を支援する日本銀行の資金供給オペレーション

金融機関による開示を後押ししつつ、民間の気候変動対応を支援

日本銀行 企画局 企画調整課 企画役 /武田 憲久

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気候変動は中長期的に経済・物価・金融情勢に極めて大きな影響を及ぼし得ることを踏まえ、中央銀行として、金融政策面からも何か貢献ができるのではないか──。日本銀行ではそうした問題意識から、気候変動対応オペを導入することとした。本稿では、本オペ策定の背景やその内容を概説する。わが国における気候変動対応は緒に就いたところであるが、今後、本オペも活用しながら、多様な取り組みを支援していきたいと考えている。

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たけだ のりひさ
04年東京大学法学部卒、日本銀行入行。11年米ロチェスター大学MBA。業務局、決済機構局、金融機構局等で日本銀行の各種政策・制度の仕組みづくりに携わり、21年から現職。