解説

民間企業の債券発行を後押しする金融庁のソーシャルボンド指針

四つの要素と二つの推奨項目でソーシャルボンドの概念を整理

金融庁 企画市場局 市場課 市場法制企画調整官 /西内 康

金融庁 企画市場局 市場課 ソーシャルボンド推進調整官 /中瀬 裕也

金融庁 企画市場局 市場課 課長補佐 /藤澤 美緒子

金融庁 企画市場局 市場課 課長補佐 /菅谷 幸一

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ソーシャルボンドとは、ソーシャルプロジェクト(社会的課題の解決に貢献し、ポジティブな社会的な効果をもたらすことを目的とするプロジェクト)に資金使途を限定した債券である。金融庁は、「ソーシャルボンド検討会議」 における議論等を踏まえ、2021年10月、ソーシャルボンドに関する実務的な指針として、「ソーシャルボンドガイドライン」を公表した。本稿では、ガイドライン策定の背景やソーシャルボンドに期待される事項の概要等について解説する。なお、文中意見にわたる部分は筆者らの個人的な見解であり、所属する組織を代表するものではない。

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にしうち こう
04年金融庁入庁。21年7月から現職。CFA協会認定証券アナリスト。

なかせ ゆうや
02年日本証券業協会入社。21年2月から現職。

ふじさわ みおこ
06~12年みずほ銀行勤務。16年司法修習修了(69期)、西村あさひ法律事務所入所。21年4月から現職。

すがや こういち
09年大和総研入社。11~13年財務省国際局出向。18年有限責任監査法人トーマツ入所。21年3月から現職。