解説

EU人権デューデリジェンスの動向と日本企業へのインパクト

EUタクソノミーの追加によるファイナンス面の影響も

国際経済研究所 上席研究員 /橋本 択摩

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EUは人権分野に関して、サプライチェーン、通商、ファイナンスと多方面からの規制強化に動いている。欧州委員会は現在、人権、環境、企業統治をカバーする新たな「持続可能な企業統治指令案」を策定中で、サプライチェーン上の人権デューデリジェンスの実施をEU全体の共通ルールとして広げようとしている。EUでビジネスを展開する日系企業にとっても規制強化の影響は避けられず、サプライチェーンにおける人権面での備えが求められる。

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はしもと たくま
00年東京大学経済学部卒、第一生命保険入社。第一生命経済研究所、財務省財務総合政策研究所、国際金融情報センター、三井物産戦略研究所、三菱総合研究所等を経て、21年9月から現職。ベルギー駐在通算7年。