麗澤大学 経済学部 教授 /中島 真志
麗澤大学 経済学部 教授 /中島 真志
投稿日2021.12.03. /週刊金融財政事情 2021年12月7日号
世界の中央銀行が一斉に中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行に向けて取り組んでいる。すでにバハマやカンボジアなどが正式な発行に踏み切っているほか、中国でもデジタル人民元の発行が秒読み段階となっている。先進国でも、欧州中央銀行やスウェーデン中央銀行などが発行に向けてプロジェクトを立ち上げ、日本銀行も今年4月から実証実験を開始した。CBDCが世界の決済スタンダードとなる未来はそう遠くない。
なかじま まさし
81年一橋大卒。日本銀行、国際決済銀行(BIS)などを経て現職。博士(経済学)。著書に『アフター・ビットコイン』『仮想通貨vs.中央銀行』『SWIFTのすべて』『外為決済とCLS銀行』など。決済分野を代表する有識者として、金融庁や全銀ネットの審議会等にも数多く参加。
掲載号 /週刊金融財政事情 2021年12月7日号