解説

岸田政権の「新しい資本主義」は日本の経済社会を変えられるか

アベノミクスを教訓に、スキル習得支援で成長と分配の好循環を

みずほリサーチ&テクノロジーズ 調査部 上席主任エコノミスト / 酒井 才介

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衆院選での勝利を経て、岸田文雄首相は今後、自らが掲げる政策の実行力を問われる。「新しい資本主義」を実現させるためのカギは、「成長と分配の好循環」であるが、そのためには中間層以下の賃金・所得の引き上げが不可欠だ。アベノミクス期の施策を振り返っても税制による支援の効果は限られ、公的価格の見直しについては他産業への波及効果は不透明だ。持続的な賃上げのためには公的な能力開発支援の拡充など「人への投資」が求められる。「成長と分配」の裏付けとして必要な財源に関する議論が深まることも期待したい。

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さかい さいすけ
06年東京大学経済学部卒、財務省入省。17年みずほ総合研究所入社、経済調査部配属。現在は、みずほリサーチ&テクノロジーズで日本経済の見通し総括を担当。主な著書に『経済がわかる 論点50 2021』(共著、東洋経済新報社)など。

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