解説

「2050年ネットゼロ」に向けたSMBCグループの取り組み

取引先企業との対話を通じた気候変動戦略への相互理解に立脚

三井住友フィナンシャルグループ 企画部 サステナビリティ推進室 上席室長代理 /吉川 聡一郎

三井住友フィナンシャルグループ 企画部 サステナビリティ推進室 室長代理 /髙井 暖司

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三井住友フィナンシャルグループは今年8月、「2050年ネットゼロへのコミットメント」を行った。本稿では、このコミットメントに基づき、①気候変動対応ガバナンス体制の強化、②気候変動シナリオ分析を通じたリスク管理体制の強化、③投融資ポートフォリオの温室効果ガス(GHG)排出量の算定および削減目標策定──の3点を中心に、当グループによるネットゼロ実現に向けた足元の取り組みを解説する。重要なことは、取引先企業との対話(エンゲージメント)により、気候変動対応についての問題意識を共有することである。

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きっかわ そういちろう
05年京都大学経済学部卒、三井住友銀行入行。14年早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。日本総合研究所調査部出向などを経て現職。日本証券アナリスト協会検定会員。

たかい あつし
11年東北大学経済学部卒。証券会社、大手監査法人系コンサルティングファームを経て、20年三井住友銀行入行。