新聞の盲点

地銀の仕組み債ブームで問われる「真の顧客本位」

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金融庁が6月末に公表したモニタリング結果で、地銀・地銀グループが仕組み債の販売を増加させている傾向が明らかになった。なかでも売れ筋なのがEB債(他社株転換可能債券)。コロナショックへの政策対応による世界的な株高を背景に、回転売買が起きているようだ。金融庁は、仕組み債は資産形成には適さない商品だとして、顧客本位の業務運営の観点から疑問を呈するが、販売現場の理屈とはすれ違う。利用者目線の真の顧客本位とは何かが問われている。

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