特集「生産性向上」の真贋

マクロの生産性を上げる必要条件は「賃金」の継続的な上昇

賃金上昇をもたらさない政策は成長戦略に非ず

みずほリサーチ&テクノロジーズ エグゼクティブ・エコノミスト / 門間 一夫

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日本経済の成長には生産性の引き上げが必要だといわれる。それはそのとおりなのだが、マクロの生産性、つまり日本経済全体の生産性は、そう簡単に上げられるものではない。これは、「コンサルタントの支援で個別企業の生産性を上げる」という話とは次元も性格も異なるものであり、政府の正しい成長戦略が求められる。問題は「正しい成長戦略」が具体的に何かよく分かっていないことである。本稿では、少なくともそれが満たすべき必要条件について考えてみたい。

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もんま かずお
81年東京大学経済学部卒。88年米国ウォートンスクールMBA。81年日本銀行入行。調査統計局長、企画局長を経て、12年金融政策担当理事、13年国際担当理事。16年6月から現職。

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